映画鑑賞その39「やさしくキスをして」
【やさしくキスをして】
洋画 2005年 ドラマ・ラブストーリー
エヴァ・バーシッスル/アッタ・ヤクブ/アーマツド・リアス/シャムシャド・アクタール 他多数
なんとなーく手にとってみた映画。タイトルから、ドリカムの「やさしいキスをして」が頭に浮かんだが、勿論、関係があるわけがなかった。ラストシーンとかで流してくれても面白かったけど(笑)。
カソリックの高校で音楽教師をしているロシーンは、ある日教え子の兄であるパキスタン移民2世のカシムと知り合う。夫と別居中のロシーンはカシムに惹かれ2人は恋に落ちる。しかし、カシムの両親は、異教徒との結婚を絶対に許さない厳格な人だった。真実の愛を貫こうとする二人の愛のゆくえは…?
アイルランド人女性とイスラム系移民男性との恋愛を描いたラブストーリー。無宗教の日本人には理解に苦しむ映画かもしれませんが、地味に良い映画でした。誰とでも自由に恋愛し、誰とでも自由に結婚できる、このごく当たり前の事が、当たり前ではない世界も存在するんだということを痛感させられます。主演の2人が非常に魅力的。「愛」は、家族や世代、国境、文化、宗教を乗り越えられるのか。是非、カップルで見ることをオススメしたい映画です。