～つじあやのちゃん、デジカメ、サッカー、フィギュアスケート、パソコン、リラックマ、映画、ライブ、その他いろいろな日記～

いよいよ、今日の2時50分から女子のフィギュアスケート・ショートプログラムが始まります…この時がくるまで4年間待ちました。4年前も今と同じようにテレビにしがみついてフィギュアが始まるのを楽しみに待っていました。あの時は、すぐりんを必死に応援していましたが、今は応援する選手がたくさんいすぎて誰を応援していいのやらちょっと迷っています（笑）。日本の３人娘の活躍も楽しみなのですが、今度こそメダルをとって欲しい選手がいます。SP最終滑走のサーシャ・コーエンです！

ソルトレークで初めて見た時にその滑りの美しさ、体の柔軟さ、カルメンの神演技に一目惚れし、その後ファンサイトを開設してまで、ずっと応援しつづけてきました。4年前の世界選手権ではサーシャ目当てで長野まで見に行きました。4年後が楽しみな選手だと期待をかけ続けてきたサーシャですが、彼女は肝心なところで自爆するのが得意でした。僕はそんな彼女を見て、「お子ちゃまサーシャらしくてかわいい♪」と目をつぶってきました。いつかその自爆癖も直るんじゃないかという期待は見事にはずれ、彼女のその癖は一向に直りませんでした。パーフェクトな演技さえすれば金メダルだって可能な選手なのに、かならずどこかでコケるのです。彼女が獲るタイトルはいつも銀メダル。全米では何度も何度もクワンに負け続け、ようやくクワンに勝てる選手にまで成長した時、既にクワンは銀盤にはいませんでした。

「クワンのいない全米なんて胸にぽっかり大きな穴が開いてしまったよう…」。

サーシャは、そう呟きました。サーシャは、クワンに勝利した事がないわけではなくて、彼女にとっては全米選手権で、そしてオリンピックでクワンに勝つ事に最大の意味があったはずなのです。そのクワンは、今年の全米選手権辞退、トリノオリンピックも開幕直後に出場辞退の会見を開きました。サーシャから見れば、クワンに勝ち逃げされたようなものです。クワンだって逃げたくて逃げたわけではないでしょうが、サーシャはひとつの目標を失った事になるでしょう。以下がサーシャの全米と世界選手権の成績です。

-------------------------------------
2005 フランス大会 2位（1位：浅田真央）
2005 世界選手権 2位（1位：スルツカヤ）
2005 全米選手権 2位（1位：クワン）
2004 世界選手権 2位（1位：荒川静香）
2004 全米選手権 2位（1位：クワン）
2003 世界選手権 4位（1位：クワン）
2003 全米選手権 3位（1位：クワン 2位：ヒューズ）
2002 世界選手権 4位（1位：スルツカヤ）
2002 ソルトレーク 4位（1位：ヒューズ 2位：スルツカヤ 3位：クワン）
2002 全米選手権 2位（1位：クワン）
2000 全米選手権 2位
1999 全米選手権 2位(Junior)
-------------------------------------

見事なまでに2位が並んでいます。彼女は常に2位の座に甘んじてきましたが、それでも、サーシャは悔し涙も嬉し涙も流した事がありませんでした。表彰式ではいつもニコニコ笑って「金メダルなんて興味ないわよ」というような顔を見せてきました。その姿を見ていると、「それもまたサーシャらしい♪」と僕は満足していました。

しかし、今度のオリンピックだけは違います。サーシャにメダルを取らせてあげたい。決して難しい事ではありません。サーシャが実力を100%発揮するだけでいいのです。そう、単にコケなければいいのです。そして、オリンピックという大舞台の表彰式で彼女が嬉し涙を流すところが見てみたい。彼女が狙うメダルはただひとつ。クワンが8年かけても獲ることができなかった金メダル。金メダルを手にした時、クワンの背中ばかり見続けてきた彼女は初めてクワンを追い越すことができるのでしょう･･･頑張れ！サーシャ！応援してるよ！！！

と、サーシャ贔屓の文章になってしまいましたが、勿論、日本の選手が金メダルを獲れる事を第一に願っています☆頑張れ！しーちゃん！すぐりん！ミキティ！！