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映画のこと。

映画鑑賞その9「ここに、幸あり」

ここに、幸あり【ここに、幸あり】
邦画 2003年 86分 ドラマ
高瀬アラタ/須田邦裕/菊池かほり/田中要次
音楽:長谷川久美子 hands two hands

映画のパッケージを手にとる場合、本数が多く置いてあるものほど人気が高く、且つ、それなりに有名な作品であることが多い。それは、旧作に限定して言えばハズレが少ないということにも直結する。今回のこの映画、聞いたこともないタイトルでしたが、3本も置いてあったので(この店はほとんど1本づつしか置いてない)、パッケージ裏面を読んでみたところ…あやのちゃんがコメントしている!!なんて書いてあったかはもう覚えていないけど、あやのたんがお勧めする映画なら見なければっ!と思い借りてきた。

売れないダメ役者の加藤幸(さち)は、ある日プロデューサーの遠縁で、福岡県志摩町姫島に住む芸大志望の浪人生、邦(くに)の演技指導を任される羽目になる。この島の老若男女は相撲好きで、邦もそのうちのひとり。しかしながら、邦はまったくの演技素人で、さらに性格はかなりシャイ。そんな邦に対して幸は苛立ちを募らせていく…とある夜、季節外れの水着撮影にこの島を訪れた、モデル稼業の渋谷成美が彼らの泊まる民宿にやってくる…

時間は86分と短い映画でしたが、非常に面白い(笑える)映画で、泣ける映画だった。ってかなんでも泣いてるなぁ。年取って涙腺が緩んできてるのかも…。最初の10分間を見ているとき、何度となく停止ボタンを押そうと思ったが、我慢強く見ていたら段々面白くなってきた…。映画はすごく質素です。だらだらだらだら映像を流してくれますが、ここがまたいい味をだしてるんですよね。やっぱり夢を追いかける青春映画はいいですね。女優の菊池かほりさん(竹谷佳織と表記してあるところもある、名前を変えたのかな)は凄くかわいかったぁ~♪

因みに、音楽もすごくよかった。調べてみたところ、hands two hands という長谷川久美子さんと鈴木大さんによる2人組みのユニットが担当。1992年、東京音大作曲科在学中に出会い Hands two Hands を結成し、ピアノの連弾(1台のピアノに2人の奏者が向かい演奏する)というスタイルでインストユニットとしての活動を開始したとのこと。長谷川久美子さんのボーカルがとても透き通ってていいです。

あやのちゃんと音楽だけじゃなくて、映画の趣味も合ってよかったぁ~☆ 好みの分かれる映画かもしれないけど、お勧めでっす!


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