ドラマ鑑賞「白線流し」
連ドラ「白線流し」を初めて見ました。再放送で見かけることは何度もありましたが、真剣に見たのは今回が初めて。とても良かったです。ってか、もう2話目あたりから泣いていました。こんなに泣けるドラマは久しくなかったような気がします。泣かせるドラマの典型である「影からこっそり見ている」や「なぜ同じ場所に…」の手法が中盤多すぎたのがちょっと残念でしたが、最後の方で盛り返してきたので良しとします。
何故、こんな有名なドラマをリアルタイムで見ていないんだろう、とふと考えてみた。調べてみたところ、このドラマが放送されたのは、1996年1月~3月。見ていない理由をすぐに納得しました。この年の1月~3月は自分もちょうど「白線流し」の登場人物と同じように受験生だった時期で、家に帰ってきたらテレビなんて一切見ずに即効で教材を開くという極めてつまらない期間を送っていました。なにかに取り付かれたように勉強をしていたあの時にこのドラマを見ていたらどうなっていただろう。幾分でも感化されただろうか。きっと無理だっただろう。「白線流し」はいろいろな意味で考えさせられるドラマでした。1話目から近年のドラマにはない期待感を抱かせてくれた。登場するキャスト陣も魅力満載だ。キャストの現年齢を調べてみたところ、実はほとんど自分と近い年齢であったことにも気づいた。
酒井美紀 (78年2月21日)
京野ことみ(78年10月18日)
長瀬智也 (78年11月7日)
柏原崇 (77年3月16日)
中村竜 (76年9月11日)
遊井亮子 (76年8月10日)
馬渕英里何(79年3月7日)
主人公、園子だけが全く成長しないで、周りだけが徐々に動きだしていく。太陽を中心として惑星が回らされているんじゃなくて、太陽がないと惑星は輝けないんじゃなくて、太陽があるからこそ、惑星は周ることができて、輝けることができる。その太陽の役目を果たしていた人物こそが園子だったんだね。ということは、ドラマ中に何回かでてきた太陽と同じ成分でできており、太陽になれる要素がありながらも「太陽にならなかった木星」とは長瀬の役柄を差しているのだろうか?酒井美紀の演技はとても上手でした。全然タイプの顔じゃないのに、惹かれていきます。京野ことみのズバズバいう現実主義的な性格も好きでした。その他のキャスト陣も実力派揃いでみんなかっこよかった。
次はスペシャルを見るぞぅぅぅ~(ネタバレしないでね♪)