~つじあやのちゃん、デジカメ、サッカー、フィギュアスケート、パソコン、リラックマ、映画、ライブ、その他いろいろな日記~

サイトロゴサイトロゴ
総計  総計
昨日  昨日
今日  今日
HOME > Diary > TVドラマ > ドラマ鑑賞「白線流し...

テレビドラマ
RSS Atom

テレビドラマのこと。

ドラマ鑑賞「白線流し 夢見る頃を過ぎても」

yumemiru.jpg今日は、「白線流し 夢見る頃を過ぎても」の発売日という事で、さっそくレンタル屋で借りてきました。去年の9月か10月頃にTV放送してたけど、あの頃は「白線流し」というドラマを見たこともなかったので、最後からみるのもなんだなぁと思って、見ませんでした。せめて録画ぐらいしておけばよかったと、後になって後悔し、あれから3ヶ月近く待った今日、ようやく見る事ができました。

「夢見る頃を過ぎても」は、「白線流し」の最終章。この2時間を見終えたら、もう彼らには会えなくなるのかと思うと見るのがもったいない気がした。けど、見終わった後の率直な感想としては、無難にまとめたなという印象だけが残った。また、いつにも増してストーリーの強引さが目立った。そりゃないだろうと思わせる偶然の連続には、びっくりを通り越してちょっと呆れてしまった。もともと、偶然の多いドラマではあったが、その偶然を自然に見せる説得力はあったし、そこがまたいい味を醸し出していた。しかし、今回の展開にはかなり無理を感じたのは否めない。

高校を卒業してから8年…いつも園子の傍にいて、見守りつづけていた優介と園子がついに付き合いを始めるところからストーリーは展開していく。いままで、さんざんと振り回されながらも、8年間もずっと園子の事を好きでい続けた優介の一途さは賞賛に値する。夜の公園での会話中、園子はグサッと胸に刺さる台詞をこぼします。

 「夢って…叶えると何になるかわかったの…日常」

この一言がずばり今回のテーマと言っても過言ではないだろう。長い間、夢を見続け、そしてようやく叶えた夢の先には「日常」という寂しさが待っている。想い出にしがみついても、どうにもならないことに気づきながら、想い出にしがみ続け、寂しさを訴える園子の肩を優介はそっと優しく抱き寄せる。この大胆さがあれば、もっと早く園子をものにする事ができたのではないかとも思ったが、そこは敢えてスルー。

園子と渉はというと、高山駅周辺の橋の上で久しぶりに再会する。大切な想い出の場所でもある小川天文台の閉鎖の話題に対して、「なにもすることないよ、諦める事も時には必要だよ」という渉の冷めた返答が返ってくる。そこには、想い出にしがみつく園子とは対照的な渉の姿があった。そんな渉の背中を見つめる園子のまなざしはとても寂しげに見えた。

慎二とまどかは、いつも喧嘩しながらもなんとか折り合って仲良くやっているところが、お似合いのカップルという感じ。雨が降りしきる中、幼い息子と傘を差しながら慎二の帰りを待つまどかの姿は涙ものだった。優介と園子は、恋愛をすっ飛ばして一気に結婚話まで話が飛躍するが、高校の時に優介が園子に振られた時と同じ桜の並木道で優介はまた”ゴメンナサイ”の言葉を聞く事になる。うわっ~せつなすぎる。優介、良いやつなのに…。

クライマックス、小川天文台を存続させるために7人の仲間たちは立ち上がる。天文台に小学生を呼び寄せ、プラネタリウムを公開する。冬実の書いた脚本で、それぞれの仲間たちの言葉でナレーションが流れてくる…そして、ドラマシリーズの定番とも言えるフラッシュバック映像が涙を誘う。あんなことも、こんなこともあったなぁー。まるで自分が経験してきた事かのように見えてくる。白線に書いて流したはずの「ケンカっぱやい私」「ひねくれた性格」「優柔不断」「甘い考え(もの)」「勇気のない自分」「机上の空論」、そして、渉のネクタイ。みんな流しきれずに荒波の中でもがき続けている。たとえ何年経っても自分を変える事ってそんなに簡単な事ではないし、変われたようでも変われていなかったりするものだよね。みんなの前では明るく元気に振舞っていても、心のどこかで、みんな悩みを抱えているんだよね。そんな悩みを乗り越え、また困難にぶつかって…生きていく事ってそんなことの繰り返しなんだと「白線流し」は教えてくれているようです。

今回の「夢見る頃を過ぎて」は、確かに「蛇足」感が強くて、手を叩いて素晴らしいと絶賛できるほどのものではなかったかもしれないけど、スペシャルシリーズを制作されなかった事にしようと無理やり言い聞かせるよりも、むしろ、これが園子たちの卒業後の現実なんだと受け止めていくしかないのだろう。ラストに含みを持たせ、見るものの想像にお任せした結論のない終わり方は、あれはあれで良かったのではないかと思う。

渉が園子の胸で流した涙…。本当に泣けました。長瀬智也と水野美紀の身長差がこのシーンをさらに、いとおしいものしていました。こんな素敵なドラマを作りあげた「白線流し」の制作スタッフ、キャスト陣にありがとうと言いたいです。


<< 前の記事へ | トップページ | 次の記事へ >>

コメント

「白線流し」も一度も拝見したことがありません・・・とことん噛み合わないね~(笑)それも面白くて良いです♪しかし。自分もこの年になって人生振り返る機会が多いので、共感して涙してしまいそうだなぁ。高校卒業して8年ってちょうど私の年位だし。「夢って…叶えると何になるかわかったの…日常」←これ知りたくなかったかも。一生そんなこと分からず、夢の中で生きていたかったなぁ~(笑)

つぼっちとは、かみ合わない運命なのかも!(×_×) 「白線流し」は、ほんと面白いよぅ~。主人公も、つぼちゃんと同じ2○歳だったし、共感できるところがたくさんあると思う!お勧め☆ わんこの夢ってなんだろう…とふと考えてみた(・・*)。。oO

あたしも白線流しは一度も拝見したことありましぇん・・・笑。なんかコロ兄の読んでたら見たくなってきた!面白そう☆これ見て人生について考えて手みようかしら・・・機会があったら今度レンタルしてみる!
「夢って…叶えると何になるかわかったの…日常」←ガァーーン( ̄□ ̄;) これには敢えて突っ込むのはやめとこ(笑)。

> すたぽん

すたぽんも見たことないのかぁ。「白線流し」はお勧めだから見たほうがいいよっ!ほんと人生考えさせられるから♪

コメントを投稿