デジタルカメラへの回帰 [ 前編 ]
フィルムを始めてもうじき1年が経とうとしています。
「カメラを楽しむものとして、フィルムカメラを知らずしてカメラを語る資格はない!」、そう言って軽い気持ちで始めたフィルムでしたが、いまとなってはフィルムの魅力にすっかりとりつかれてしまいました。紆余曲折を経て、気づけば次々とフィルムカメラが増殖していきました。もはや、全てのカメラを使い切れないぐらいに…。
トイカメラの Vivitar Ultra Wide&Slim から始まり、Natura Classica、LOMO LC-A+ へと変遷し、今年の年始には初のフィルム一眼レフ、Nikon NewFM2 を購入。このカメラによってフィルム熱はさらに加速度を増していき、そして2月上旬の海での不幸な事故によって Natura Classica と Nikon NewFM2 を失ってしまいました。
悲しい別れでしたが、そこから新たな出会いも生まれました。それが、Canon EOS 7s。EOS 7s の生産終了のアナウンスがされ、在庫があるうちに新品を買ってしまおうと駆け込み気味に購入しました。早まったかな!?と思いつつも、僕が今まで使ってきたフィルムカメラの中でも最多の 33本のフィルムはこのカメラで撮ったものなんです。なんだかんだいっても、キヤノンのカメラの操作性は僕の体に染みついており、1番使いやすいと感じています。
それがわかっていながら、僕は Nikon に浮気してしまいました。気づいたら僕の手元にあった Nikon FM3A。このカメラにはいろいろとお世話になったし、これからもお世話になるつもりだけど、なんとなく買っただけで満足してしまった感も否めませんでした。
その2ヵ月後、僕は本格的なフィルム一眼レフが欲しくなりました。EOS 7s も本格的なフィルム一眼レフですが、それよりもさらに堅牢かつ高機能なモデルが欲しくなってしまったのです。それが、Nikon F100。これこそまさに、買っただけで満足してしまったカメラ。Nikon F100 で撮ったフィルムの本数はわずかに5本。稼働率はあまりにも低い。
Nikon F100 は グリップを握っただけで、良い写真が撮れるようなそんな気にさせてくれる最高のカメラだと思います。しかし、僕にとって日常的に持ち歩くにはやはり重いカメラでした。その流れから、僕は高級コンパクトフィルムカメラを欲するようになり、安さにつられて買ってしまったのが Nikon 28Ti。
Nikon 28Ti は、ほんとによく写る。コンパクトカメラとは思えないほどの描写性能を持っています。隅々までシャープに写り、背景のボケも十分にキレイ。コンパクトに持ち歩けるという点でこれからもベストパートナーとなってくれるカメラだと思います。
その後、YASHICA ELECTRO 35 GTN を修理にだし、旅行用に BESSA R3A を買ったのは皆さんの記憶にも新しいところだと思います。
自分でもアホじゃないかと思うぐらいフィルムカメラを買いました。そして、たくさんのフィルムを撮りました。カメラ代、フィルム代、フィルムの現像代、その他のカメラ関連用品。この1年間で、一体いくらつぎ込んだのか計算したくもありません。というか、計算しないようにしています(笑)。
フィルムは楽しい。それはこの1年間でよくわかりました。でも、お金がかかるし、面倒。フィルムを撮った後、フィルムをDPE店に出しにいって、現像があがればネガを取りにいって、家でフィルムスキャンして、それをパソコンで眺めて、気に入ったものがあれば印刷する。最近、この行程が若干、億劫になってきました(笑)。
そろそろ、「お金」と「時間」のかからない道に進んでも良いのではないだろうか、そう思い始めたのは最近のことです。それは言うまでもなく、「デジタルカメラ」のことです。
「コロさんはずっとフィルムで撮り続けてくれるはず!」と思ってくれている方がいるかどうかはわかりませんが、残念ながら僕にはそこまで強い信念はありません(笑)。フィルムはフィルムとして楽しみ、デジタルだって楽しみたい!パシャパシャ連射したい!撮影結果だってすぐに液晶で見たいよぉ!というのが本音だったりします(笑)。
そこで僕は、自分の要求を満たしてくれるデジタルカメラを探し始めました。
現在のデジタルカメラ市場の進歩はめまぐるしい。各メーカーは次から次へと新製品を発表し、最新のカメラを買っても 1年も経てばすぐに型落ち。そんな状況でも、フォトキナに向けて出揃ってきたデジタル一眼レフ。Nikon から「D700」 がリリースされたのを皮切りに、ソニーからは フルサイズの2400万画素機「α900」、キヤノンからは 「EOS 5D MarkⅡ」、ライカからは中版デジタル「S2」、Panasonic から初のマイクロフォーサーズ機「Lumix G1」、PENTAXからは「K-m」、そして最も注目を浴びている オリンパスのマイクロフォーサーズ機。
どのデジタル一眼レフも性能的には申し分がないぐらい優れているのはわかるのですが、購入したいとは思えるものがないのが痛いところ。なにより、どのメーカーも似たような太っちょフォルムの一眼レフというのが萎えてしまう(でも、女の子が持つと似合うよね)。その概念を覆してくれたのが オリンパスのマイクロフォーサーズ機ですが、発売は早くても来年の春とのこと。コンパクト型のカメラながらレンズ交換式という、カメラの革命ともいえる製品となりそうな予感を感じさせてくれますが、来年まで待てないっ!
じゃぁ、現状で他になにか候補があるのか?
うん、あったんです。
僕が求めていた ドンピシャなカメラが…
そのためにフォトキナ開催まで待ったのだ!(←ガトー風に)
でも、後継機はでませんでした。
なので買ってきました。
性能的には時代遅れのカメラだけど、
写真を撮りたいと思わせてくれるカメラ。
こんなカメラ、他にはありません。
・・・
で、なにもったいぶってんだよって?
ふふふ。。
これだけもったいぶっておきながらなんですが、日記が長くなってしまったので次回の日記で紹介しよう思います(笑)。もしかしたら、わかったかたもいるかな? 楽しみにしててね☆ ヒントは「E」!
だいぶ前に1回だけコメントを書いて以来、またずっとROMってました。(^_^;)
http://blog.kororo.jp/2008/02/19/post_0058.php
さてどのカメラを買ったんでしょう・・・。後編が非常に楽しみです(^^♪
投稿者: ケンドウ | 2008年09月30日 21:37
> ケンドウさん
コメントありがとうございます!
ROMって見てくれているだけでも励みになります☆
是非、毎日のように見に来てくださいね!(笑)
続編はもうすぐです!乞うご期待!
投稿者: コロ | 2008年10月01日 00:32