ビブラート
オカリナでビブラートの練習を始めてみました。
「ぎゅっと誰か抱きしめてぇえぇえぇ~ええぇ~」(by 岡本真夜「Alone」)っていう風に元の音から語尾の音程を揺らす奏法です。カラオケの上手なひとはよくビブラートをかけたりしていますよね。あれをオカリナでやりたいのです!
ビブラートって長い期間、練習しているうちに自然と身につくものなのかなぁ~と思っていたけど、お腹を使ってビブラートをかけるならどう考えても訓練しなきゃ身につかないよな…と思い始めて練習を始めたのですが、これがまた難しいんですよねぇ。
オカリナでは、ビブラートをかけない方が良いという意見もあるみたいですが、それはできる人がいう台詞であって、僕のようにできない人がそんなことを言っても全く説得力がないので是非ともマスターしたいのです!
それと僕が好きなアーティストの中で、ビブラートが一番綺麗だと思っているのは岡本真夜ちゃんなのですが、彼女みたいにビブラートを変幻自在に操れるようになりたいのです!ビブラートって聴いているだけでうっとりしてくるし、聴き終わったあとにも頭の中に余韻が残るんですよね。あんな風に上手にビブラートをかけられたらきっとオカリナを吹くことがもっと楽しくなるはず!
オカリナでビブラートをかける方法としてはいろいろあると思いますが、主に以下のような方法があります。
1.オカリナを揺らしてかける方法
2.のどでかける方法
3.お腹でかける方法
慣れてしまえば手で揺らすのが1番簡単そうだけど、それだとなんかお腹でビブラートがかけられなくて仕方がないから手で動かしているみたいでアーティストとしてはあんまりかっこよくないから、この先どの管楽器を使うことになったとしても応用が利くように、お腹でかける方法を練習しています。
腹筋を高速で振動させることで(一般的には毎秒6回)音を揺らすわけですね。たぶん、腹式呼吸とやらもきちんとできていないといけないんだと思います。腹式呼吸とかビブラートとかって、本やネットでやり方を読んで独自に練習してマスターしたと思っても、実際はマスターしたと思い込んでいただけってパターンが1番イタイですよね(笑)。自分のやり方が正しいのか間違っているのかを指摘してくれる人が近くにいるといいのですが…。
インターネット上で公開されている他人のオカリナ演奏も聴いたりするのですが、ビブラートがくどくて聴いているうちに酔ってしまいそうな演奏もたまにみかけます。ビブラートも使い方を間違えると非常に聴き苦しく聞えてきます。メリハリをつけるためにビブラートをかけるのに曲全体にビブラートがかかっているのも微妙ですよね。ビブラートは、緩急も大切だと思います。速いビブラート、ゆったりとしたビブラート、この使い分けもできていなければならないと思います。
と、頭ではわかっていてもそれを実践するのはなんと難しいことか…(笑)。なんとなくコツはつかめてきているような気がするんだけど、気のせいかもしれないし、なんともいえないところ(^^;)。
とりあえず2~3日ずっとビブラートの練習をしたら、お腹(横隔膜なのかな?)が震えているのを感じることができるようになりました。ビブラートはお腹の筋肉を支えることで意識的にかけるものなので、やっぱり自然にビブラートがかけられるようになったというのはおかしいのです。訓練しなくてはいつまでたってもビブラートができるようにはならないと思います。それがわかっただけでもかなりの収穫です。
ビブラートの練習を始めてから普段と変わったことは、いつもはだら~んとした姿勢で適当な感じで吹いて楽しんでいましたが、最近はきちんと背筋を伸ばした姿勢で練習しています。背筋をぴんと伸ばすことで腹筋をうまく使えるようになります。でもお腹の圧力の強弱をうまく調整できないと聴き苦しいビブラートになってしまうので難しいところ・・・。振動が速すぎたり、振動の幅が大きすぎたりしても恐怖でおびえているようなビブラートになってしまいます(笑)。
プロのオカリナ奏者の演奏は、1音1音に表現力があってまさに「吹いている」という感じがするけど、僕の演奏はまだ「吹けている」という感じで表現力が非常に乏しいです(笑)。オカリナは楽器だけど、オカリナの力に頼っているだけでは魅力的な音は出せません。自分の体を楽器化させ、オカリナと一体になることで初めて綺麗なハーモニーが奏でられるはずなのです!
とりあえず、ビブラートを綺麗にかけられるようになったらひとつの壁を越えられるような気がしているのでがんばって修得したいと思います!
それではっ。