トリノはフィギュアスケートを見よう!その1
20回冬季オリンピック、トリノ大会まであと96日。
あれから4年…再びあの熱い冬がやってくる…。
気がつけばもう11月。秋も深まり季節は冬へとむかいます。冬といえば、フィギュアスケートの季節。これからは、日本では極めて人気のないフィギュアスケートについて私の数少ない知識を振り絞って解説していきたいと思います。これを読んで、フィギュアスケートに興味を持って、トリノオリンピックでフィギュアスケートを見てくれたら嬉しいことこの上ありません(><)!
まずは、予備知識としてフィギュアスケートの主な大会の流れを説明しておきましょう。フィギュアスケートにも大小、様々な大会が存在しますが、その中でも主だった国際大会は以下の通りです。第1戦~第6戦までをグランプリシリーズと呼び、選手はこの6戦の中からうち2試合に出場し、その得点を競い合い、上位6名がグランプリ・ファイナルに進出することが可能となります。2試合以上出場している選手は、1試合分の得点はカウントされません。最後の世界選手権は文字通り、世界一のスケーターを決めるためのシーズンファイナルの大会です。
第1戦(10/20-23):スケート・アメリカ(略して、スケアメ)
第2戦(10/27-30):スケート・カナダ(略して、スケカナ)
第3戦(11/03-06):チャイナ・カップ(中国)[ かつては、スパルカッセン・カップ(ドイツ)]
第4戦(11/17-20):エリック・ボンパール杯(仏)[ かつては、ラリック・トロフィー(仏)]
第5戦(11/24-27):ロシアカップ
第6戦(12/01-04):NHK杯(大阪なみはやドーム)
最終戦(12/16-18):グランプリファイナル(今年は、国立代々木競技場第一体育館)
国内選手権
トリノオリンピック
世界選手権
上に記した大会は毎年行われていて、国内選手権は、オリンピック代表の座を掴みとるための最後のチケットとして重要な意味を持っています。オリンピック代表の座は、国際大会の成績如何によって協会側から決定されます。ソルトレークでの日本のエース、村主章枝(すぐり ふみえ)は、土壇場で全日本選手権に優勝し2枚目のチケットをもぎとりました。結果、オリンピックでも強豪ひしめく選手の中、総合5位という大健闘の成績を残してくれました。
今となっては、特定の応援しているスケーターが他にいるのですが、私がフィギュアスケートに興味を持ったきっかけは、村主章枝の流れるような芸術的なスケーティングでした。しかし、近年の彼女の成績はいまいち伸び悩み、安定性にも欠けています…。日本の代表枠は、3枠。代表切符の獲得が有望であろうと思われる選手は、荒川静香、安藤美姫(あんどう みき)の2人。残りの1枠を恩田美枝、太田由希奈、村主章枝などと争う様相を呈してきていますが、実際のところ誰が代表に選ばれてもおかしくない状況となっています。裏を返せば、絶対的な実力を誇る選手が現状いないということにもなります。代表枠を1枠から2枠に広げたのは村主の功績、2枠から3枠へと広げたのも村主の功績。彼女のいないオリンピックは考えられないし、考えたくもありません。本番に強い彼女の強さを証明し、是非ともトリノ行きのチケットを獲得してもらいたいところです。
なお、有力視されている浅田真央は、そのシーズンの7月1日に15歳以上でないとシニアの大会には出られないというルール改正のため、誕生日が9月の彼女はぎりぎりオリンピックに出場できません。残念ですね。
さて、長くなりましたが、疲れたので第1回目はこの辺りでやめておきます。
次回に乞うご期待~!(え!?期待してないって?)。