川嶋あい「12個の歌」ツアーファイナル、ライブレポ
川嶋あいの「12個の歌」ツアー最終日（Zepp Tokyo）に行ってきました。抽選で当選したものなので入場番号はかなり後ろの方で、あいちゃんの顔を肉眼で確認するのはちょっと厳しい感じでした。応募の当選枠は20組40名様とメールに書いてありましたが、実際はもっと何百人単位で招待客がいたものと思われます。微妙に客寄せに利用された感じも受けましたが、ライヴ自体は21曲も歌ってくれていろいろと楽しかったので良しとします。
前座は、川嶋あいちゃんのライヴに行っている方ならお馴染みのCHIYO ちゃんです。歌詞の内容、歌の歌い方、さらにはしゃべり方まで川嶋あいにそっくりなんです。なので、個性に欠けるイメージが先行してしまいますが、それなりに熱唱系のバラードを持っているのできちんと聴いたらひょっとしたら良いのかも知れません。2曲歌いましたが、そのうちの1曲は「song for you」というニューシングルを歌ってくれました。
CHIYO のライヴが終了すると、10分程度の時間を挟み、川嶋あいが登場です。ライヴは「絶望と希望」で幕をあけます。SEGAのShining Force Neo の主題歌です。去年のクリスマスコンサートで初めてこの曲を聴きました。シングルとして発売されたのは今年の4月になります。今回のライヴは、演出が非常に凝っていました。「変身ドリンク」を飲むと川嶋あいが「あい川嶋」に変身して、ちょっと凶暴になってノリノリになります。ちょっとでも客のノリが悪いと怒って帰ってしまうようです。このドリンクを飲んだ後に「Zepp Tokyo もりあがってるか～い！」と突如、急変身！ノリの良い曲を3曲連続で演奏してくれます。さらに、バンドメンバー全員で変身ドリンクを飲み「SUPER あい」にも変身！！さらに凶暴化し、「おい、おまえら！ジロジロ見てんじゃねぇ」と。さらにノリのいい曲が続きます。
その後は、さらに別のドリンクを見つけ、「川嶋あいに戻るときのドリンクとは違うようだ」と言い、ヒロシと波田陽区に変身。パロディをやってくれて会場は爆笑の渦でした。計3回の変身で観客を大いに沸かせてくれました。最後は、変身が解けて「川嶋あい」バージョンに解除され、彼女の持ち味であるバラードが続きました。アンコールも3回もやってくれました。3回もやると微妙にくどい気もしましたが、ツアーファイナルだし、まぁ、良しとするか。「12個の季節～４度目の春～」ではキーボード1本での弾き語りでした。アンコールの3回目の「…ありがとう」は、1年に1回しか歌わないという曲で、既に亡くなった大切な人に向けて「…ありがとう」を歌ってくれました。
～MC～
「本当に最後の曲になりました。最後の曲は1年に1回だけ歌っている曲を歌いたいとおもいます。わたしには、大切な人がいます。今日もこの会場のどこかで見ててくれるのかな。大切な人は私の歌が大好きで、私が歌手になることをなにより願っていました。楽しみにしていました。そして、その人は私が歌手になる姿を見ることなくこの世を去りました。私はその人に伝えたいことがありました。でも、伝えることができずに永遠の別れをしました。もし、いま伝えられるなら伝えたい。ありがとう。今日はどうもありがとうございました。」
歌っている最中に、あいちゃんは泣き出してしまい、歌が1時中断。観客席からの「がんばれ～」の声援の言葉と共に最後まできちんと歌いきってくれました。I WiSH 解散コンサートですら泣かなかったあいちゃんがこのライヴで泣いている姿を見れたので、ちょっとだけ良かったかな。でも、半分だけ嘘っぽい涙だと思った私はきっと心が澄んでいないのでしょう。ライヴ始まる前から小さなモニタに「伝えたいことがある」というテロップが終始、流れていたことを考えると少しだけ狙いの意図もあるのかなと感じてしまった。でも、そこそこ楽しめたので良しとしましょう。因みにこの曲は、ミニアルバム「天使たちのメロディー」の中に収録されています。全21曲とボリュームたっぷりのセットリストで、約2300人の観客を魅了してくれました。以下、セットリスト。
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CHIYO
1.「アリス道」
2.「song for you」
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川嶋あい
1.絶望と希望
2.僕たちは
3.Just after the rain!
4.エンジェル
5.天使降臨
6.もっと･･･…（8x4のCMソング完全版）
7.Diamonds(プリプリのカバー)
「あい川嶋」に変身（変身ドリンクを飲む）
8.525ページ
9.手のひらを太陽に
10.eighteen's days
「スーパーあい」に変身（再び変身ドリンクを飲む）
11.福岡 ～The Rock'n Roll
12.Never stop singing
13.空．風．波．夢.
「お笑い芸人」に変身（見たことのない変身ドリンクを飲む）
ヒロシのパロディ
波田陽区のパロディ
「川嶋あい」に戻る（川嶋あいに戻るための変身ドリンクを飲む）
14.南十字星
15「さよなら」「ありがとう」～たったひとつの場所～
16.雪に咲く花
アンコール1回目
17.翼の折れたエンジェル(中村あゆみのカバー)
18.この道ふらふら
アンコール2回目
19.12個の季節～４度目の春～（弾き語り）
20.空色のアルバム
アンコール3回目
21.…ありがとう
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新聞記事
■スポニチ
川嶋あい 変身ドリンクで凶暴化！
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2005/06/12/04.html
歌手の川嶋あい（１９）の全国ツアー最終公演が１１日、東京・青海のＺｅｐｐ Ｔｏｋｙｏで行われた。ステージ上で飲んだ「変身ドリンク」が原因で、しとやかな性格から一転、凶暴なキャラクター「スーパーＡｉ」に変身する演出。巻き舌で「おい、おまえら！ジロジロ見てんじゃねぇ」と叫び、「福岡」などをアップテンポで熱唱。お笑い芸人のヒロシ風に「スーパーＡｉへの変身、正直言って恥ずかしかったとです」と感想を語り、ファン２３００人を爆笑させた。
■日刊スポーツ
川嶋あい、ツアー最終日に2000人
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-050612-0006.html
シンガー・ソングライター川嶋あい（１９）の初ツアーが１１日、東京・青海のＺｅｐｐ Ｔｏｋｙｏで最終日を迎えた。５月１８日発売の初アルバム「１２個の歌」は自主製作でオリコンチャート５位にランクイン。この日は２０００人のファンを動員し「ラストなんではじけます！」。花王「８×４」のＣＭソング「もっと…」など２１曲を歌い、ヒロシやギター侍のパロディーを披露する一幕も。川嶋の所属事務所、レーベルのスタッフは学生ビジネスサークル出身で全員２４歳。川嶋は今後もインディーズで活動し、年内に２枚目のアルバム発売を目指す。
■サンスポ
弾けた！川嶋あいライブハウス全国ツアー最終公演
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200506/gt2005061208.html
２月に解散した元Ｉ ＷｉＳＨのシンガー・ソングライター、川嶋あい（１９）が１１日、東京・青海のＺｅｐｐ Ｔｏｋｙｏで全国ライブハウスツアーの最終公演を迎えた。「ラストなんでドーンと弾けたい」と２３００人にあいさつすると、花王「８×４」のＣＭソングでこの日のために完成させた「もっと…」など２１曲を熱唱した。
途中、ハードロックな“Ａｉ Ｋａｗａｓｈｉｍａ”に、超ハードな“スーパーＡｉ”に２段階で変身。「盛り上がらないと怒って暴れるゾ。おいおいお前らジロジロ見るんじゃねーぞ」などと性格まで変えるパフォーマンスや、お笑いタレントのヒロシ、波田陽区のパロディーネタを披露し、会場を沸かせた。
