ウクレレ練習記(8)「爪弾き」
高木ブーのビデオを見て以来、指の腹じゃなくて、爪で弾いて練習することにした。指の腹で弾くと柔らかくてほんわかした音がでていてバラードにはぴったりだけど、音のごまかしがでてきしまうことにも気づき始めた。指の腹で弾いていたときには気づかなかったけれど、爪で弾いてみると「びびり」が顕著に目だって聴こえる。おそらく、コードを押さえているつもりになっているだけで、実際はきちんと押さえられていなかった証拠なのだろう。特にB系を押さえるときにきちんと音が出ていない。
もうひとつ、爪で弾くことのメリットとして、指の腹で弾いているときよりも最大音量が大きくなることだろう。ただでさえウクレレは音量の出ない楽器なのに、指の腹で弾いていたらなおさら音が出なくなる。もっと元気のいい音を出すためには爪で弾いたほうが良さそうだ。
それとなんとなく気づいたことは、指の腹で練習していても、爪弾きは上手にならないが、爪弾きで練習していれば、指の腹で弾くこともできるのではないかということ。
ウクレレを買ってから3日間ぐらいは教材がなかったので爪でポロンポロン弾いていたが、全然うまく音が出なかった。それで、あやのちゃんのビデオを見て指の腹で弾いてることを知り、「なるほど、こうすれば綺麗に音がでるのか」と、以来ずっと指の腹で弾く練習をしてきた。だが、このままずっと指の腹で弾く練習をしていてはいつか限界がくるのではないかと思い始めてきた。なので、これからは爪弾きで練習していこうと思う。爪弾きができれば、きっとピックで弾くこともできるに違いない。ここは、第一分岐点なのではないかと思う。