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デジタルカメラ
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Nikon F100 の購入 ~カメラ任せからの脱却~

Nikon F100(1)

CANON EOS KISS DIGITAL X + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO

(文が長くてやや専門的なので、興味のある方だけ読んでね☆)

僕は、Canon EOS 7s に不満があった。

 1.スポット測光ができない
 2.1/3単位での露出補正ができない(ISO感度を変更することでカバーはできる)
 3.露出値の補正範囲が ±2EV までしかない
 4.F値やシャッタースピード、露出補正値などの撮影情報を記録できない
 5.ファインダーが暗い

などが主な不満点である。

このうち、1~4までの不満点は、僕がリバーサルフィルムを使うようにならなければ気づくことがなかったかもしれない点である。EOS 7s を買う前は、リバーサルフィルムのことをほとんど理解しておらず、壊してしまった NewFM2 の代替機として半ば衝動気味に購入してしまったのが EOS 7s だった…。

しかし、EOS 7s を使っていくうちに、この機種はEOS中級機の最高機種ではないことに気がつくようになる。EOS 7s よりも上位の機種で、現行で販売されているものは EOS-1V しかないが、すでに生産が完了した EOS-3 は中古市場で EOS 7s を新品で買うよりも安く買えるだけではなく、7s とは比べ物にならないぐらい機能的に優れていた。これを知ったとき、軽くショックを受けた・・・。

EOS-3 に買い換えようかと思ったが、僕にはあのプラスチックの質感がどうも許せなかった。デザイン的にも僕の好みからは外れていた。僕は我慢して EOS 7s を使い続けた。

その頃、僕はある1冊の本に出会った。実はけっこう前から存在は知っていたけど、EOS 7s にその機能がないから買わなかった本である。その本とは、「露出の極意 ~スポット測光のすべて~」である。

僕は NewFM2 を購入するまで、測光方法の違いなど気にしたこともなく、常に多分割測光(評価測光)で撮影していた。しかし、NewFM2 では中央部重点測光しか対応しておらず、多分割測光は使えなかったので常に中央部重点測光でとっていたことになる。

Nikon F100(2)

CANON EOS KISS DIGITAL X + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO

しばらく中央部重点測光で撮っているうちに、僕は多分割測光よりも中央部重点測光のほうが賢いことに気がついた(というよりも、自分の撮影スタイルに合っていたといったほうが正しいかもしれない)。カメラをやっている方ならすでに気づいている方も多いだろうが、多分割測光は万能の測光方法ではない。フォーカスを合わせた位置によっては露出アンダーになったり、露出オーバーにでたりする。その写真の濃度は、自分で決定することはできない…すべてカメラ任せの測光方式なのだ。ここが大きな問題だったのだ。

これに気づかせてくれたのが先述した本、「露出の極意 ~スポット測光のすべて~」である。長々と解説するのはここでは割愛させてもらうが、簡単に説明するとスポット測光を使うようになれば、カメラ任せの露出ではなく、常に自分自身の判断で露出や濃度を決められるようになり、撮影時に完成図を思い描くことができる。機械任せにするのではなく、己の知識と経験・長年の勘だけがモノをいう優れた測光方式なのである。

考えてみれば当たり前のことである。絵を描くのに機械任せにしていたのでは自分の思うような色はでてこない。絵を濃く描くのか、薄く描くのか、その濃度を決めるのは自らの意思で決めることであって、他人(機械)に決めてもらうようなことではないのだ。

この本を読み終えたとき、僕はスポット測光の機能がついたカメラが欲しくなった。すでに所有している一眼レフカメラ、キスデジX 、Nikon FM3A、EOS 7s にはいずれもスポット測光の機能がついていない。いかに自分が中途半端なカメラを購入してきたかがわかる・・・。

選択肢は、Nikon か Canon か。他のメーカーでも選択肢はあると思うが、これ以上他のメーカーに手をだすと収拾がつかなくなりそうなので Nikon か Canon のどちらかで決めたかった。

選択機種としては、EOS-1V、EOS-1N、EOS-3、Nikon F6、NikonF100 の5機種だ。このうち、EOS-1V と Nikon F6 は20万越えの現行機種で、値段的に高いし、重量級でもあるので却下(←それに、いつかはデジタルのフルサイズに移行する気がするから・・・)。

EOS-3 は前述したように機能的には申し分ないが、プラスチックな質感が肌にあわなそうだった。EOS-1N は、かつてのフラッグシップ機であるが、機能としては 後年に発売されている EOS-3 に負けている。なので、EOS-1N も却下。

残ったのは、F100。冒頭で述べた不満点を全てクリアしているのと、たまたまカメラのきたむらで実物を触ってしまったのもあり、もうF100しかない!と思うようになり、心はすっかりF100に魅了された。発売当時の価格は19万円だが、中古市場では3万円後半~高くても6万以内で買えてしまう。当時の高級カメラがこの値段で買えてしまうのはなんとも嬉しい限りだ。

そんなこんなでようやく手に入れた F100。いままでに買ったどのカメラよりも重くなってしまったが、ホールド感は素晴らしい。EOS 7s は、若干、小指があまる感じだったが F100 では余る指がなく、ガッチリとカメラを握っている感じがして安定性が高い。また、シャッターボタンがひとさし指の腹の部分で押せる感覚もニコンならでは、だろう。

F100 につけるレンズは先月、中古で安く購入した Nikon Ai AF NIKKOR 24-85mm F2.8-4D を装着するつもりだ。FM3Aでも使えるように Dレンズを購入したが、FM3A に装着するとあまりにもバランスが悪くて手首を痛めそうな気がしてならない。

また、装着した感じがあまりにも不恰好なので、おそらく非常時以外は FM3A に装着することはないだろう。FM3A には引き続き、今まで使用していたフォクトレンダーの Ultron40mm を使っていこうと思う。なお、このレンズも海水に落とした影響で、絞り羽が壊れて開放でしか使えなくなってしまった。そこで、修理を見積もってもらったところ、「修理不能」の判定がでた。しかし、絞りだけは動くように無償でなおしてもらったので、あとは「壊れるまで使い続けてください」とのことだった。いつ壊れるかわからない怖さもあるが、動く限りはこのまま使い続けようと思う。

今後は ニコンマウントへの総移行も視野にいれている。キヤノンとニコン、二つのカメラを持ち歩くのはさすがにダルい・・・。そしてキヤノンレンズは、一部のお気に入りレンズを残して全て売り払ってしまうかもしれない(←といっても、安いレンズが多いのでたいした額にはならないと思うが…)。

デジタルでの各社のフルサイズの動向も気になるところだ。EOS 5Dの後継も気になるが、ニコンの廉価版フルサイズにも期待したい。

それでは、長くなりましたがここまで読んでくれてどうもありがとうっ!
これからは、この F100 のスポット測光を使って、実践で勉強していこうと思います♪

Nikon F100(3)

CANON EOS KISS DIGITAL X + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1(Model 272E)


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コメント

ワハハ(^o^) NIKON WORLDへようこそ! 実はその中央重点測光方式は、私もD100で度々使っており、KISS Dでは対応できないケースで助けられています。

レンズ資産の切り替えも視野に入れなければならないので、NIKONに手を染めるのは勇気が要ったと思います。(^^;) 実はD100はF100と類似点が多いので、何となく親近感を感じます。

> 無芸さん

ついに F100を買ってしまいました♪
無芸さんも中央重点測光を使っていらっしゃるんですね。精度の高い測光方式だし、スナップ感覚で気軽に撮れてとても便利な測光方式ですよね。それに比べるとスポット測光はちょっと面倒そうですが、これから練習を積み重ねてスポット測光をマスターしてみたいです!

D100 と F100 は類似点が多いのですか~。名前もなんとなく似てますしね☆ これからは主に Nikon で写真を撮っていきたいと思います。あ、でもそうなるとニコン用のタムマクを買わないとダメですね!マウントアダプター使えばキヤノンでも使えないことは無いし、キヤノン用は売っちゃおうかなぁ・・・。愛着あるレンズだけに悩みますね(笑)。

何だかまったく全然ちっとも少しもワカラナ~~イ、まま、
最後まで読んでしまった・・・(汗)

何だ何だ、測光って(笑)

一眼を1台も持っていない奇跡的無能なワタシには、
到底想像も理解も不能。

とりあえず。
写真仕上がったら、解説付きでお願いします(笑)

> くずはさん

最後まで読んでくれてありがとうございます!
一眼使ったことがないと内容がイマイチよくわからないかもしれないですね(笑)。一眼レフには、3つ~4つの測光方式があって、その状況に応じて測光方法を変えたりするのですが、測光方法を変えたからといって写真が大きく変わるわけではありません。どの測光方式を使っても同じような写真にはなるのですが、違うのはどんな風になるのか予測できるか、できないかの差だと思います。スポット測光を使えば、自分の頭の中に描いたイメージをそのまま具現化できるようになると思います(←もちろん、訓練は必要だと思いますが…笑)。

多分割測光というのは、完全にカメラ任せの方式で、ファインダーの画面を複数のエリアに分割して測光する方式なので、輝度差の大きいシーンでは写真の仕上がりを予測するのが難しくなってしまうのです。ちょっと説明が下手ですいません(笑)。一眼を使うようになればすぐにわかることなので、今はそんなに気にする必要はないと思いますよ~☆

F100を検索してたどり着きました。

最近のレンズはF3とかで使えない(Gタイプ)レンズが増えてきたのでF100の出番も増えそうです。って中古レンズばっかり買っていますが。

いろんな話題が満載なので購読ブログに登録させていただきました。これからもちょくちょく寄らせていただきます。

> ちいちゃんさん

はじめまして、ちいちゃんさん☆
コメント、どうもありがとうございます!

ほんと最近のニコンレンズはGレンズばかりですよね。マニュアルカメラでは使えないレンズが増えてきてちょっと寂しい感じもしますね。僕も最近は中古レンズを買うことが増えてきました。ニコンの単焦点レンズとかも欲しいのですが、今は買えないです(笑)。

ちいちゃんさんもブログをやっていらっしゃるようなのでさっそく遊びにいかせてもらいます!
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします☆

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