～つじあやのちゃん、デジカメ、サッカー、フィギュアスケート、パソコン、リラックマ、映画、ライブ、その他いろいろな日記～

久々に便利ツールの紹介。今回紹介するソフトは、デジカメ写真の閲覧に便利な画像閲覧ソフト、WinCCD の紹介です。

WinCCD ダウンロード（フリーウエア版）

画像閲覧ソフトは多くのフリーソフトやメーカー製ソフトが存在するため、各人それぞれお気に入りの画像閲覧ソフトがあることだろう。筆者の場合は、パソコンを使い始めた当初から「Vix」と「irfanview32」を用途によって使い分けてきた。今までこの2つのフリーソフトがあれば画像の閲覧に不便を感じる事もなかったし、他のビューワーを探そうなどとは思わなかった。

しかし、写真にはまりだしてからというもの少し状況が変わってきた。画像閲覧ソフトの重さに気になり始めてきたのである。デジタルカメラの高画素化によって、1枚の写真を開くのに数秒かかることが当たり前になり、画像を見るだけなのにストレスを感じるようになってしまった。

これが高性能パソコンなら1枚開くのに1秒もかからずに開く事ができるのだろうが、筆者が現在メインに作業をしているパソコンは6年前に購入したCPU750MHz ほどの低性能パソコン…。このパソコンにCanon専用の画像閲覧ソフト、ZoomBrowerをインストールして画像を閲覧しているのだが、まずソフトを起動するだけでも10数秒、1枚の画像を見るだけで3秒～5秒程度かかってしまう。

じゃぁ、起動の速い Vix や irfanview32 を使えばいいじゃん？という話になるのだが、残念な事にこの2つのソフトは「縦横自動回転機能」が備わっていない。縦横自動回転とは、カメラを縦にして撮影した場合に、撮影した写真をパソコン側で自動的に縦に見られるようにするものだ。これによって、わざわざ首を90度横に傾けて無理な体勢で見る必要がなくなるのだ。（もっとも、型の古いデジカメで撮った写真は、Exif に回転情報が記録されていないために縦横自動回転機能が働かない）。

WinCCDでは、縦横自動回転機能が備わっているのでその点は安心だ。なお、古いデジカメ写真を閲覧する際に、画像を回転させたい場合は、↑キーや↓キーで簡単に90度回転できてしまう点も魅力的だ。

そして、WinCCDを最もオススメしたい理由は勿論、縦横自動回転機能などではない。それは、主要9カメラメーカーのRAW形式データの閲覧が可能な点とその高速性だ。RAWデータは、統一規格ではないのでカメラメーカーごとにその仕様が異なり、拡張子もバラバラなのが現状。それゆえ、RAWデータを閲覧する場合、メーカー側が用意したRAWデータ閲覧ソフトでなければ閲覧する事ができないのだ。

例えば、NikonとCanonのカメラを持っている人にとっては画像の閲覧にわざわざ2つもソフトを起動しなければいけなくなる。しかも、カメラメーカーの画像閲覧ソフトは決まって激重。Canon で言えば、Digital Photo Professional （DPP）というソフトを起動して閲覧する事になるが、なんと1枚の写真を開くのに15秒かかる…。自分のパソコンに怒りをぶつけるべきなのか、DPPに怒りをぶつけるべきなのか…。

そこでWinCCDを使うと、カメラメーカーをまたいでRAW形式のデータをシームレスに閲覧できるだけではなく、1枚のRAWデータを開くのにわずか1秒～2秒程しかかからない高速性を実現している。CPU750MHzしかないパソコンでも1秒程度で開けてしまうなんてまるで夢のような話だ。

その他、「ワークシート」という機能を利用して自分が選んだ画像だけを別シートにまとめ、そのまとめた写真を特定のフォルダに一括出力（コピー）するなどの使い方もできる。

それだけではなく、ソフト自体の操作感も抜群だ。拡大画像はダブルクリックで閉じられるし、拡大表示時にはステータスバーに Exif 情報が表示されたりする。拡大表示時に、中マウスボタンをぐりぐり回すだけで拡大・縮小ができるのも非常に便利だ。また、サムネイル時にヒストグラムも表示されるので、適正露出の確認にも重宝する。

興味を持った方はとりあえずフリーウェア版をダウンロードして使ってみて欲しい。その快適さに驚くはずだ。もっとも高性能なパソコンを使用している方にはあまり関係のない話だが…。