埋もれた神社
BESSA R3A + Nokton classic 40mm F1.4 S.C/FUJI Superia100
三宅島・椎取神社にて。
2000年の火山噴火によって、泥流にのみこまれてしまいました。
神社の周りにある立ち枯れた木々。これはまさに、三宅島を象徴する景色でもあります。火山ガスによって噴火から8年経った今でも木が枯れたままになっているのです。
特に、火山ガスの影響を受けやすい坪田高濃度地区と阿古高濃度地区の木々はほとんど枯れた状態のままになっています。
島内ではガスマスクの常時携帯が義務づけられ、場所によっては硫黄の匂いが漂ってきます。ガスによって車も2年とせずに故障するそうです。そのため、レンタカーも料金が割高になっています(それでも本島よりは安い)。
BESSA R3A + Nokton classic 40mm F1.4 S.C/FUJI Superia100
上の写真は、坪田高濃度地区。遠くに見えるのはサタドー岬。人は住んでおらず、家はもぬけの殻。警戒レベルが3~4になったらガスマスクを着用しないと危険な地域です。観光案内所では「車で通過するだけにしてください」と忠告されます。
BESSA R3A + Nokton classic 40mm F1.4 S.C/FUJI Superia100
写真が小さくてわかりづらいかもしれませんが、枯れた木々が山全体をおおっています。初めて見る方は絶対にビビルと思います。
BESSA R3A + Nokton classic 40mm F1.4 S.C/Kodak 100UC
通りの民家の壁面には、「もう頑張れない!!SOS三池」と書かれていました。
僕は少し切なくなりました。
BESSA R3A + Nokton classic 40mm F1.4 S.C/FUJI Superia100
テレビでのんきに噴火しているのを見ているのと、現地でその実情を目の当たりにするのとでは全然違うんだなと感じました。ここに来る前よりも三宅島に親近感を抱きながら、僕は車を走らせました。
BESSA R3A + Nokton classic 40mm F1.4 S.C/FUJI Superia100
ぶ~ん。