LOMO LC-A+ (1)/騰波ノ江駅
購入したばかりの LOMO LC-A+ の試し撮りをしてきました♪
LOMO くんはどうにも扱いが難しく、ピンぼけ写真量産しまくりです(笑)。あれ?写真ってこんなに苦労しないと綺麗に撮れないんだっけ?と一瞬、考えて立ち止まってしまうぐらいです(^^;)。まぁ、フィルムは撮ってすぐには見れないけどw
でも、外観のデザインがかわいくて自己所有欲を満たしてくれるので、ついつい持ち歩きたくなってしまうカメラであることには違いありません。シャッターを押した時のカチャっていう音も Natura Classica の「ジージー」という電子音と比べると遥かに気持ちがよかったりします☆(因みに、Naturaくんは 原因不明の故障により入院中です…早くもどってきておくれ~)。
今回は、映画「下妻物語」好きな reiji さんのために「下妻物語」のロケ地となる常総線「騰波ノ江駅(とばのえ駅)」に行ってきました。そう!イチゴが桃子を励ますシーンで登場するあの駅どぇす!!!忘れていませんよね?(笑)
常総線?なにそれ?と思う方も中にはいそうなので簡単に説明しておくと…まず、常磐線の終点の取手は知ってるよね?常磐線から常総線に乗り換え、取手から守谷、下妻、下館方面へと向かう茨城人の生命線とも言える大切なローカル線です。
学生の頃、つくばエクスプレスなんていう便利な電車はなかったので、トロくてじれったい常総線を利用しなければなりませんでした。そのおかげで、大学行くのにも2時間、会社に通うのも2時間が当たり前、東京が遥か遠い場所に感じていました。
騰波ノ江駅は、「関東の駅100選」にも認定されている駅で、つい十数年前の常総線はこんな小屋風な感じの駅がありふれていました。しかし、今となってはほとんどの駅は改装・改築され、騰波ノ江駅のような駅が逆に珍しい風景となってしまったのです。
騰波ノ江駅は無人駅。誰も管理していないためか、駅の裏側なんかはボロボロですね。この自転車も「前景として一緒に写真におさめてください」と言わんばかりに絶好の位置に捨ててありますね(笑)。
駅のホームです。
低空からのホームです。無人駅なので誰からも奇異な目で見られることもなく寝転がって撮影できます(笑)。う~ん、「下妻物語」を思い出しますね。
この駅には、1時間に電車が1~2本しか通りません。上下線と合わせて1時間に3~4回電車が止まるぐらいです。そのためか、この駅で電車を待つ人も少なく、1時間にひとりくるかこないかの確立です。これでは人と絡めて写真を撮ることも困難です・・・(笑)。
駅舎の中はかつて駅員がいたかのような生活感が感じられます。
騰波ノ江駅の隣駅の大宝駅の近くに到着。時間にして車で3分程度。でも、常総線はこの短い距離間でもぼったくりに近い値段がかかります(笑)。つくばエクスプレスが開通したことによってさらに経営が苦しくなったのか、常総線の電車の側面には広告がプリントされるようになりました。
近くにあったススキを撮ってみました♪
キタキタ・・・タイミングを見計らってカシャ!ジーコジーコジーコ。あ・・・通り過ぎちゃった(笑)。うぉー連射できないのはツライなぁ~。しかも1時間に2本しかこないから、失敗すると30分待っていなければならないという悲惨さ・・・鉄道写真を撮るには連射できる一眼レフのほうが向いてそうですね。
もう夕日も落ちて寒くなってきたので、この1台を最後に引きあげました。鉄道写真家の偉大さを感じると共に、鉄道写真を撮る人がいかに暇人かを実感した1日でした(笑)。
以上、LOMOくんで初めて試し撮りをしてみたわけですが、LOMOくんの持ち味であるトンネル効果(周辺減光)は、ほとんど感じられないかな~という気がしました。LOMOは手作りで作られているため、個体差が激しいらしく、周辺減光が強く出るものもあれば弱いものもあるそうです。
LOMOくんにとって、トンネルエフェクトがほとんど効かないということは、「飛べない豚はただの豚」と同じで、「周辺減光しないLOMOはただの普通のカメラ」ということになってしまいますね。周辺減光しないカメラのほうが良いカメラなんだろうけど、周辺減光を求めてLOMOを買ったひとは少なからずショックを受けるかもしれません。ヤフオクでLOMOが氾濫しているのも、周辺減光の強いLOMOに買い換えたい人が多いせいかもしれないですね。
僕もどちらかといえば周辺減光を求めてLOMOを買ったクチですが、まぁ、周辺減光がなければないで困るわけでもないし、今後もこのLOMOくんで頑張って撮影していきまっす。