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デジタルカメラ
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流し撮り

流し撮り(1)

流し撮り(2)

流し撮り(3)

photo by PowerShot S3 IS

今日は、いざという時(?)に備えて流し撮りの練習をしました。

流し撮りとは、動いている被写体に合わせて、カメラを移動させながら写す撮影法のことです。このテクニックを使うと、背景のみをブレさせ、被写体がものすごく速いスピードで動いているかのように見せかけることができます。飛行機やF1の撮影、スポーツなどでスピード感や躍動感を表現するのにとても役立ちそうです。こんな練習をするのは勿論、人生初です(^^;)。

まだ練習し始めて2日しか経っていませんが、あたかも流し撮りの達人であるかのように解説させていただきます(笑)。

まず、流し撮りを行うために必要なことは、シャッタースピードを遅くすることです。シャッタースピードを遅くするということは、つまりブレやすくなるということです。本来、ブレてはいけない写真の場合は、シャッタースピードを速くしますが、流し撮りを行うためには背景をブレさせなければいけないので、シャッタースピードを20分の1以下程度に遅くしておきます。あまりに遅すぎると今度は写真全体がブレてしまうので注意が必要です。日中は明るいので、シャッタースピードを遅くすると露出オーバーになってしまうので、絞り(F値)を絞って適正露出になるように調節してください。

次に、カメラを被写体が動く方向と同じ方向に水平(もしくは垂直)に移動させながらシャッターを切ります。しかし、これで終わりではありません。シャッターを切った後もカメラで被写体を追い続けます。時間にして、約0.5秒ぐらい。被写体の速度によってこの数値は変わってくると思います。これによって、背景だけがブレて、被写体は止まっているかのように写るのです。

この練習を始めて最初の50枚ぐらいは、タイミングの問題で車を枠内に収めることすらままならない状態でした。無情にも道路だけが写っている状態です(笑)。慣れてくると車がかろうじて写真の端っこに写るようになってきます。そして、数百枚も撮っているとだんだんとコツを覚えてきて写真の中央に収めることができるようになってきます。要領のいい人はもっと少ない枚数で綺麗に撮影することができるでしょう。

流し撮りに慣れてくると、今度は完成度を追い求めるようになります。個人的には中心となる被写体は、全体がブレていない方が好ましいとは思うのですが、ブレ位置によっては、スピード感を加速させたり、あるいは逆に急ブレーキをかけているように見せることができます。例えば、ヘッドライト付近にブレが発生すると、急ブレーキをかけているように見えます。反対に、車体の後方部分が流れている場合は、スピードが加速しているように見えます。対向車がすれ違った場合も、スピードが加速されて見えます。

通行人

流し撮りは、被写体が猛スピードを出していないと不可能だと考えがちですが、そうではありません。被写体がどんなに遅くても、カメラを移動させるスピードやシャッタースピードを変化させることで、自転車でのんびり走っているおじいちゃんを速く走っているように見せかける事もできるのです(左写真)。

初めはなかなかうまくいかないかもしれませんが、是非みなさんも試してみてください。流し撮りを成功させるためのコツは、「焦らない」ことです。とても大事なことです。カメラを流している最中に焦ってしまうと、車よりカメラのほうが速く移動してしまい、車の前方部分がボケてしまいます。逆にシャッターを切るのが遅すぎても車は通り過ぎてしまいます。これは慣れの問題なので、何回かやっているうちに自然とつかめてくるでしょう。

また、カメラを流すときは、カメラを手首で回すのではなく、自分の腰を中心に体全体でクルっと半回転する気持ちで移動しましょう。絶好の位置が来たら、シャッターを切りましょう。予め、どの段階でシャッターを切るのかを考えておくといいでしょう。

シャッターを切ったとき、一眼レフでもない限りは、コンパクトデジカメでは一瞬、画面が止まったかのように真っ黒の画面が表示されてしまいます。僕のデジカメも同様です。この真っ黒の画面が表示されると確実に被写体を見失います。シャッターを切った後も流しつづけなければならない流し撮りの手法としては、これをどう解決するかが問題です。

そこで、僕は「星の王子さま」の有名な台詞を思い出しました。「大切なものは目に見えない」。そう、目で見えるものを追ってしまうから被写体を見失うのです。よく考えてみてください。車は進行方向にしか進みません。急に垂直に飛んだりはしないので、車が移動する方向を推測することは簡単なのです。

シャッターを切った後、液晶画面、もしくはファインダーには黒い画面が表示されますが、車が移動する方向を自分で推測しながらカメラで追ってください。車の移動する気配を感じるのです!なんか話が鉄拳チンミみたいになってきましたが、チンミになったつもりで被写体を捉えてください。ただ、夢中になりすぎは注意が必要です。流し撮りをしている最中に人とぶつかってしまうと、カウンターパンチを食らってしまうからです。気をつけてください♪

なお、慣れてくるとそんなにオーバーアクションせずとも、ちょいと腰をふるだけで必要最小限の動きで流し撮りができるようになると思います。その域に達するまで皆さんも練習してください。

え!?やらないって!?(笑)。

以上、流し撮りを始めて2日しか経っていないど素人からのアドバイスでした☆


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コメント

流し撮り講座面白かったです!星の王子さまの台詞もステキでした。(星の王子さまって誰だ?!)
流し撮り写真を見ていて…雑誌編集者(兼簡単な写真撮りマン)の友達が、ある駐車場前で撮影していたら、駐車場利用のお客さんに「車のナンバーが写るのでは?他へ移動してやってくれい!」と激怒された事件を思い出しました(笑)
お花畑ブログで自分の影のこともわんこ書いてたけど、ちょうどその友達も自分の影入り写真を載せていました(笑)
流し撮りブログと関係ないコメントになってしまいましたが^^;勉強になります♪

勉強になってよかったぁ。わんこも流し撮りのことよくわかっていないけど、自分で実際にやってみてこうやったほうがいいんじゃないかなぁ~と思ったことを書いてみました♪車のナンバーは、写っちゃうよね~。写真をアップするときにナンバーにモザイクかけてるけど、モザイクかけないで平気でそのままアップしちゃう人とかも中にはいそうだしねー。わんこも怒られないように気をつけないと~(笑)。

そうそう、この記事で「車が移動する方向を自分で推測しながらカメラで追ってください」って書いちゃったけど、少し詳しく調べてみたら、流し撮りをする人は、右目でファインダーを覗いて、左眼で被写体を追うのが正しい流し撮りの方法らしいよ!わんこにそんな器用なことができるかなぁ~!?今度試してみよう~っと♪

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