夢は広がる LANDISKのLinux Box 化(その1)
(LANDISK) (玄箱) (LinkStation)
5月に購入したi-o Data のLAN HDD「HDL-250U」にはLinux (debian)がインストールされていることは前の日記にも書きましたが、Telnet やSSH などの遠隔操作をするためのソフトウェアがインストールされていないためにログインするには至りませんでした。ふと気になったのでその点に関してネット検索してみると、どうやらこのLANDISKにTelnet をインストールしてLinux Box化をすることができるらしいのです。Linux Box化 にすることができる有名なものとしては、Buffalo のLink Station や玄人志向の「玄箱」があるけれど、まさかi-o data 製品でもそれと同じ事ができるとは思わなかったので今まで調べもしませんでした。やり方はとても簡単で、すでに作成されたアップデータパッケージを「ファームウェアの更新」からアップデートしてあげればTelnetがインストールされます。Telnet がインストールされるということはなんでもやり放題!ってことですね。いつの時代も先駆者は偉大だと感じる瞬間です。
ここで簡単にLinux Box化することのメリットを考えてみよう。
■1.費用と手間がかからない!
これがまず1番大きなメリットでしょう。Linux専用機と化すのにわざわざ専用の自作パソコンを買うとなると、最初は安いのでいいやと思っていても段々と欲がでて、結局は7万以上~15万以下の費用がかかってしまいそうな気がします。これが、LAN HDD という選択肢をとれば、たったの3万以上~6万以下からLinux マシンが構築できて費用がかなり浮きます。i-o Data じゃなく、玄箱を選択したならばもっと安い値段から始められる気がします。それともうひとつ、「手間」もかからなくなります。市販のパソコンを買ったならば最初からOSが入っていて面倒くさいし、第一にどのメーカを購入の選択肢にいれるかを考えるのが面倒くさいです。それと、すでに液晶モニタを所持しており、CPU切替機を使っているのでモニタを2つもいらないって話しになります。仮に自作パソコンを買うとしてもそのパーツ選びに時間がかかり、これまた結構面倒くさい。そういうパーツ選びが趣味って人なら話は別ですが、日々進化するハードウェアの最新情報を追って歩くほど私は暇ではないのでパーツ選びには調査に時間がかかるのです。
しかーし!LAN HDD ならこのふたつの問題を難なくクリアしてくれます。
■2.消費電力が少ない
まぁ、これは当然ですね。LAN HDD はもともとファイルサーバ用途で制作されているので、必要最小構成のパーツしかありません。電気代が安くなって幸せになれます。私の部屋はもう電力がいっぱいいっぱいなのでこれ以上無駄に電力を消費させたくありません。
■3.スペース要らず!
これはなかなか重要なポイントですよ。うちはデスクトップマシンが3台あります。はっきりいって部屋を占領されているのがうざいです。3台もあるとコードも増えるので見た目に煩雑しており美しくありません。いっそのこと、自分の見えない場所にとっぱらいたいところですが、火事の心配もなきにしもあらずなので最低限自分の見える場所に置いておきたいのも悲しい事実なのです。あるいは、将来的に結婚して、マンションという限られたスペースに住むことになり家族から「ちょっとこのPC邪魔!」とか言われるのが関の山な気がします。なんとなく想像がついてしまうのです。けれども、LAN HDDを使えば…って話しになりますね。横にずら~っと何台も並べ、さらにそのHDD一台一台が重要な役割を果たしている!という状態になったら爽快っぽいです。
■4.ファンレス設計&静音!
これも相当重要なポイントです。私の家は常に3台のパソコンが1年365日休むことなく稼動しています。この頑張りには賞賛を贈りたいところですが、ひとつだけ誉められない欠点があります。容易に想像がつくと思いますが、それこそがファンの回転する音だったり、HDDがアクセスするジリジリという不快な音なのです。人によるかもしれませんが、HDDのアクセス音ってなんかイライラしますよね。寝るときも常に音が消えることがない状態を3年~4年続けてきましたがそろそろ限界です。静かなところで眠りたい。
そんな願いを叶えてくれるのが、LAN HDDのLinux Box 化!
■5.かわいい!
これはたいしたポイントではありませんが、こんなちいさな箱がパソコンの役割をしてくれたらきっとかわいいでしょうね。
以上、LAN HDDの魅力的な点を列挙してきましたが、いろいろと問題もありますし、下準備もしなければなりません。調査も必要です。まだ、把握しきれていない問題もこれから発生する恐れがあります。自分はまだ試したわけではないので、事後報告していこうと思います。それでは、次回の進捗状況に期待していてください(なお、次回があるかどうかは保障しません)♪