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パソコンのこと。

便利ツール(3)「TTSSH SSH2/UTF-8対応版」

TTSSH SSH2/UTF-8対応版
http://sleep.mat-yan.jp/~yutaka/windows/index.html

Windows 上から遠隔操作することのできるターミナルソフトウェアとして最も有名なTeraTermPro は、あまりに有名すぎるため今更説明するまでもないだろう。TeraTermProは単体ではSSHには対応しておらず、SSHでログインするためには、TTSSHが必要となる。私は長い間、このTTSSHにお世話になってきたが、今日たまたま、このTTSSHがSSH2プロトコルに対応したことを知った。少なくとも去年の夏ごろに最後にチェックした時にはSSH2対応版はリリースされていなかった。

SSHにはバージョン1とバージョン2があり、バージョン2の方が優れたプロコトルでセキュリティも強化されている。しかしながら、私のサーバー自体はSSH2に対応させているにも関わらず、肝心のクライアント側でのTTSSH は一向にSSH2には対応してくれず、そろそろPuTTYに乗り換え時かなとマジメに考えていた頃でもあった。PuTTYは去年・一昨年の時点でも既にSSH2に対応しており、しかも最近のLinuxディストリビューションの標準の環境変数となってきたutf-8 にもしっかりと対応していた。しかし、私にはどうもPuTTYのインターフェイスが好きになれず、やむなくTTSSHを使ってSSH1プロトコルで接続していたのだ。そんな折、TTSSHがついにSSH2とutf-8 に対応したと知って(しかもかなり前に対応してるし…)、すぐに試してみた。

試してみた結果、いろいろと機能がアップしており、非常に便利になっていた。まず、UTF-8とSSH2の対応は言うまでもなく、その他の機能アップの点として、ホイールマウスに対応していたことだ。いつもCTRL+↑↓でスクロールしていたが、これが意外と面どいのだ…。このホイール対応はかなり大きい。現在使用しているFedora がUTF-8なのでUTF-8の対応もまた嬉しい限りだ。その他、便利な機能としては、TeraTerm menuをタスクバーに常駐させておき、すぐにログインできる機能が備わったことだ。今まではSSHでのログインでもパスワードを入力してログインしなければならなかったが、ログインリストを作成しておけば、ワンクリックでシェルにログインでき効率化が図れる。これは初めてsudo を使ったときの感動に少し似ている。誰でもパスワードなしでマウスだけでログインできてしまうという面でセキュリティ的に紙一重な気もするが、このパソコンは私しかいじらないので特に問題はないだろう。

一番嬉しいのは、SYSLOGを閲覧したときに、「Accepted publickey for user from 192.168.100.100 port 1521 ssh2」という表示を見たときだろう。プレイン認証ではなく、公開鍵と秘密鍵を使っているので、秘密鍵を所持しているものでなければ当然ログインすることはできない。完全に自己満足の世界だが、SSH1がSSH2になったことは今まで以上にぐっすり眠れる日々が続くことを意味する…。Zzzzzz…。


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